成婚力が高い会員様の特徴〈後編〉

結婚相談所Premier(プルミエ)代表カウンセラーの丹波れいです。
今回は、〈成婚力が高い会員様の特徴〉について、「プレ交際〜真剣交際編」をお話したいと思います。

前回の「お見合い編」では、お見合いで好印象を持っていただくために押さえていただきたいポイントをお伝えしました。

では、短期でご成婚退会される会員様(=コストパフォーマンスの高いご活動をされた会員様)は、どのようにご交際時を進めているのでしょうか。

◆IBJでのご活動について

日本最大級の会員数と成婚数を誇るIBJ(プルミエは正規加盟店となっております)ですが、ご活動の流れはこのようになっています。

① お見合い
② プレ交際
③ 真剣交際
④ ご成婚

お見合いが上手くいきますと(双方が「またお会いしたい」と思った場合)、次のステップとして「プレ交際」に進みます。

〈プレ交際〉は友達以上、恋人未満のイメージで、交際人数に制限はございません。何人とでもご交際いただくことが可能になり、結婚相談所での婚活の利点の一つになります。

〈プレ交際〉の期間を経て、「この方と結婚する方向で真剣にお付き合いさせていただきたい」と双方の気持ちが揃ったら、〈真剣交際〉へ進み、プロポーズが成功(ご婚約)したら〈ご成婚〉という流れです。

◆〈プレ交際〉の、3つのNGマインド
まず、プレ交際がうまくいかない方の3つのNGマインドについてお話させていただきます。

① ありのままマインド
お見合いはホテルのラウンジ等で行い、初対面なので気を引き締めて臨まれるのですが、プレ交際に進み、「デート」となりますと、気が緩んでしまう方も多くいらっしゃいます。
しかし、プレ交際はまだ恋人ではありません。お見合いと同じくらい、緊張感を持っていただきたいと考えております。
女性の場合はやはりスカートと、ヒールのある靴が良いでしょう。
男性の場合はスーツを脱ぐと途端印象が変わる方が多いのですが、もしデート用のお洋服がないようであれば、数着は揃えていただくことをおすすめします。

② 受け身マインド
お見合い際は事前にプロフィールを読み込んでいただければ、ある程度、会話の想定が可能ですが、デートになると何を話せば良いのか分からなくなってしまう方も多くいらっしゃいます。
決して無理をすることはないのですが、「察してほしい」を期待するのはやめましょう。
自分の気持ちは言葉に出さないと、相手には何も伝わらないと思ってください。

ぜひ積極的に伝えて頂きたいのは、「嬉しい」とか「楽しい」とか、前向きな気持ちの表現。
「〇〇さんって楽しいね」
「〇〇くんとゲームが出来て嬉しい」
「〇〇さんと頻繁に会えて嬉しいな」
など、自分と一緒にいる時間を喜んでもらえるのは、男女問わず嬉しいものです。

「〇〇くんが好き!」とは中々言えなですが、「こんな風に過ごす時間がすごく好き」という言葉を使うと、自然と相手の中の自分の存在を大きくすることが出来ます。

口下手な男性に多いのですが、デートの振り返りの際、男性からは「色々話せて楽しかった」というご感想が届いたと思ったら、女性側からは「何も話してくれないし楽しそうでもなく、自分も疲れてしまった」という真逆の感想が届くことが驚くほど多くあります。
男性側は「自分が楽しんでいることくらい、横にいれば分かるかと思った」とおっしゃいますが、まだ出会ったばかりの相手にそれを求めるのは無理な話です。
少し照れくさいかもしれませんが、会話の中で意識して「嬉しい」「楽しい」というワードを使っていただくと、それだけで女性は安心して色々とお話することができます。

今まで他人だったふたりが短期間で距離を縮めていく期間ですから、会うたびに一歩ずつ、着実に好意を育てていきましょう。

③ 選ぶ側マインド
結婚相談所に登録されている方のイメージは、一昔前と大きく変わりました。
仕事でバリバリ活躍し、キラキラ輝いている男女が、「次は結婚!」と目標を決めてご入会されます。
コロナもあって生活環境が一変し、アプリや相談所での出会いが当たり前になりつつあることも、相談所が華やかな場になった理由のひとつかもしれません。

華やかで、モテてきたような方こそ気を付けて頂きたいのが、「私の王子様はどこ?」というマインドでは、上手くいきません。
自分が良いと思えるお相手には、他にも同じように良いと思うライバルが必ず存在することを認識していただきたいのです。
その上で、自分のちょっとした心無い言動で「別の交際相手の方がいいな」と思われないよう意識してください。

恋愛だったら、多少の駆け引きも必要なのかもしれませんが結婚相談所での婚活は違います。
「何十年先も一緒にいる相手を探す場」で、「最後の一人」に選び選ばれるチャンスの場です。
意識して相手に感謝の気持ちを伝え、ときめきだけではない、相手の尊敬できるところ、良いことろを探していただきたいです。

 

◆理想的なデート期間の目安とは?

・3カ月ルールとその現状

IBJでは、一人のお相手様とのご交際は目標3カ月、最長6ヶ月以内とするルールがあります。
つまりお見合いをしてからおよそ3カ月以内に、結婚するのか、しないのかを決める必要があるのです。

この3ヶ月間という期間を、皆様はどのように感じるでしょうか。
人によっては、「短い期間で生涯のパートナーを決めるなんてできない!」という方もいらっしゃるかもしれません。
でも実際のところ、結婚相談所での婚活はもっとテンポ良く進むことが多い、というのが現状です。

・実際は何回くらいデートするものなのか

例えば毎週1回のペースでデートをしていただきますと、2ヶ月目には5~6回はお会い出来ていることになります。
理想としては、このくらいデートを重ねた上で2ヶ月目に告白→真剣交際に入る→3ヶ月目にプロポーズ、というカップルが上手くいきやすいように思います。

わたくし個人的には、真剣交際までの期間はもっと短くてもOK。
大事なのは、期間よりも「回数」です。
たとえば平日に1回食事をして、週末にも1回お会いになれるようでしたら、もっと早く真剣交際に進むことも可能でしょう。

稀に、お互いに運命を感じて2回目のデートで真剣交際に入りご成婚されるというカップルもいらっしゃるのですが、それは少し特殊なケースで、やはりプレ交際期間中に5~6回はお相手の方とお会いになり、少しずつ段階を踏んでお互いのことを知る機会を作ることは必要だと思います。
(これについては、過去のブログ「〈結婚相談所の選び方〉カウンセラーは何をしてくれるのか。(https://rei-premier.com/archives/2053)」で詳しくご説明しておりますので、よろしければ覗いてみてくださいね)

・長く会うよりも、「たくさん」会うことが成果に繋がる

「この方と先に(真剣交際)進めたら良いな」と思えるお相手様が現れたら、たとえ忙しくても、とにかく頻繁にお会いする機会を作っていただくことをおすすめします。
仕事後の1~2時間のディナーでも、土日のランチやお散歩デートでも、どうしても忙しい場合は30分でもいいのです。好意を持っているという気持ちが伝わります。

たくさん交際成立になっているのに、新しいお見合いもペースを落とさず入れてしまうと、折角ご縁のあった方とのデートが中々思うように出来ず、気付いたらお相手が別の方と真剣交際に入ってしまった…ということは多いものです。これではコスパの良い婚活にはなりません。
男女ともに、「長時間のデートを1回するよりも、細切れのデートを複数回するほうが相手への好意が増す」、というのはよく耳にし心理学的にも単純接触効果として実証されています。

◆具体的にどのようなデートをしているの?

ここまで、デートは最低でも週に1回(真剣交際までに5~6回)の回数を重ねていただくことをおすすめしました。

それでは具体的に、どのようにデートを進めていけば良いのでしょうか。
毎回お茶をしたりお酒を飲んでお話しているだけでは、効率的な婚活が出来ているとは言えないでしょう。

〈成婚退会される方の基本パターン〉
・最初の1~2回のデートは、最長2時間くらいのお茶やお食事デート
・3~4回目くらいで半日のデート
・5~6回目で真剣交際へ向けた具体的な見極めのお話合いデート

このくらいを目安に、段階を踏んでいただきますと、お二人の関係は少しずつ、かつ着実に育っていくように思います。

この中で、結婚を意識するのに大事なのは、やはり仮交際中の半日のデート。
お食事デートだけで結婚の判断をしていくというのはやはり難しいもので、半日デートで普段は見られないお相手様の一面に触れることは、二人の距離を縮める上でとても大切です。
水族館、プラネタリウムは、無難で失敗しないデートコースですが、体験型デートもおすすめです。
例えば、リアル脱出ゲームなどは二人で協力し合う楽しみがありますし、カップヌードルミュージアム、食器やお菓子を作る製作体験や、コーヒーが好きならコーヒー焙煎の体験など、調べてみると色々あります。
興味があり、ワクワクすることを探してみると楽しいですね。

◆半日デートが終わったら、一度カウンセラーと振り返りを

半日デートが終わった後、会員様と振り返りのお時間をいただいているのですが、この時に「半日デートが終わって帰宅した後、もっと一緒にいることを想像してみていただく」ようにしています。
なぜかというと、このときに気持ちが軽くなると感じるようであれば、それは「本能的に恋人になり得る人」だと思うのです。
逆に、気持ちが重くなるのであれば、残念ですが運命のお相手ではないのかもしれません。

心強いカウンセラーがついていれば、デートの振り返りで相談したときに、客観的な目線からその方向を見極めてくれます。カウンセラーは結婚までいく二人といかない二人をたくさん見ていますから、全ての判断を委ねるとまではいかなくとも、ぜひ積極的に活用してほしいと考えています。

そして、「本能的に恋人になり得る人」であった場合、その後のデートでは、「結婚を意識した会話を意識的にしてみて欲しい」とお伝えしています。
真剣交際に向けて、前向きな会話が出来るかどうか、というタイミングに入るわけです。

例えば、結婚後の働き方や住む場所など、オープンに自分の考えを話し合うのはいかがでしょうか。
「結婚=生活」ですから、自分が「自然体でいられるかどうか」は重要なポイントです。
全ての意見が合う相手なんていませんから、お互いの妥協点を前向きに話し合えるように、なるべくポジティブな気持ちで話し合えると良いですね。

もちろん、このような会話が出来るよう、私どもカウンセラー同士も連絡を取り合い、しっかりと段取りをしますから、そこはご安心くださいね。

 

◆真剣交際にすすんだら・・

ここまでをまとめると、デート中の会話の中でお互いの情報を交換し、以下のようなハードルを乗り越える必要があるということになります。

・お見合いで、これからも継続してお会いしてみたいと思えるか
・3~4回目のデートで、恋人として見られるか
・5~6回目のデートで、結婚相手として見られるか

これらを乗り越えて、ついに二人は真剣交際に進むことになるわけです。

真剣交際に入りますと、他のご交際相手は全て交際終了していただき、新たなお見合いの検索もできなくなります。
真剣にお相手様と向き合い、結婚に向けた段取りを進める期間に入るのです。
センシティブな段階になりますから、出来ればデートの度にカウンセラーと振り返りのお時間をとっていただくことを強くおすすめします。

◆ぜひカウンセリングにいらしてください

ここまで、〈前編〉〈後編〉と「成婚力が高い会員様の特徴」について、お読みいただきありがとうございました。
次回は、真剣交際に入られたあと、うまくいくカップルといかないカップルについての、おまけブログをご準備しております。
(中々ブログに着手する時間がなく、頻度が空いてしまうのですが、少しでも皆様の参考になればと思い、少しずつ執筆しています!)

プルミエでは、無料カウンセリングは対面でもオンライン(お電話)でも、いつでも何度でも無料で受け賜っております。
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「理想は必ず叶う。すべての人に愛と結婚を。」

Premier(プルミエ)は、フランス語で「最初の」「最高の」という意味。ぜひ、最初の一歩を踏み出していただき、最高のご結婚をしてほしいと願っています。

IBJ日本結婚相談所連盟 正規加盟店
結婚相談所Premier(プルミエ)
代表アドバイザー 丹波れい